始めまして! ケンケンと申します。
令和4年12月5日に精巣がん(精巣腫瘍)と診断され、12月9日に手術を控えている38歳男性です。
まさか30代で癌を発症するとは思っていなかったので焦りましたが、今は無事手術が終わるのを願うばかりです。
今回は精巣がんに気づいたきっかけについてご紹介したいと思います。
世の男性がすぐに精巣がんに気付くための参考になれば幸いです。
精巣がん(精巣腫瘍)に気づいたきっかけとは?硬さはどのくらい?
私ケンケンは普段、診療放射線技師としてクリニックで働いております。
そんな私が精巣がんに気づいたきっかけについてお話しさせていただきます。
最初に異変に気づいたのは、泌尿器科を受診する1週間ほど前、令和4年11月29日(火曜)の事でした。
仕事中に尿意を覚えた私はトイレに行き、いつも通りにオシッコの体勢に入りました。その時、ふと左手にあたる感触に違和感を覚えます。
「あれ? 左の睾丸(金玉)って、こんなに大きかったっけ?」と。
そこで左右の睾丸を触って確認してみたのですが、明らかに左の睾丸が大きいのです。右の睾丸がうずらの卵サイズだとしたら、左の睾丸は鶏の卵くらいの大きさがありました。
睾丸の大きさは左右で多少の違いがあるのは知っていました。
「しかし、左右の大きさにこれだけ差があるのは明らかにおかしいのではないか? しかも、これだけ腫れているのに痛みが無い。何だか嫌な予感がする。」そんな不安を感じました。
しかし、今は仕事中です。「左の睾丸がおかしいので早退させてください!」とはなかなか言い出し難いものがあります(ちなみに私が働くクリニックには泌尿器科はありません)。
不安を抱えたまま仕事を終え、家に帰ってからお風呂で再度確認してみました。
お風呂で温まって緩んだ右の睾丸を触ってみると、プニプニと柔らかい手触りです。しかし、左の睾丸はゴリゴリと硬く、まるで硬いスーパーボールのような感触でした。
この硬さを確認した瞬間、「これはおそらく腫瘍だ。」と確信すると同時に、酷く動揺しました。
何故なら、私には妻とまだ小さな2人の子供がいるからです。
「もしかして、私は子供達が大きくなるのを見守る事が出来ないのか?」それが真っ先に頭に浮かんだ恐怖です。
お風呂から上がり妻と子供達の顔を見た瞬間、涙が込み上げてきて、平静を装うのに精一杯でした。何とか子供達を寝かしつけ、夜一人でリビングに座っていると、一気に涙が溢れてきました。
これが、私が精巣がんに気づいたきっかけと状況です。
精巣がん(精巣腫瘍)は自分で触って気づく事ができる!
精巣がんの発生頻度は多くなく、10万人に1人と言われています。ですが、20代から30代の若年層に多く発生する癌な上に、場合によっては子供が出来ない体になる可能性もあります。
しかし、幸いな事に精巣がんは、自分で触って気づく事ができる癌です。
しかも、早期に発見できればほぼ100%直す事ができます。
そのため、万が一睾丸に痛みが無い硬いしこりを発見したら、恥ずかしがらずに泌尿器科を受診してください。
もし間違っていてもそれでいいのです。恥ずかしさから精巣がんを放置してしまい、遠隔転移してから見つかっては泣くに泣けません。
精巣がんは進行が早い癌だと言われているので、早めの対処が肝心です。睾丸に痛みの無い腫れを感じたら、すぐに泌尿器科で診てもらって下さい。
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